News & Blog 記事一覧

2021.08.05
日暮荘の日々
暑中お見舞い申し上げます。
暑中お見舞い申し上げます。 この夏、いかがお過ごしでしょうか。 旅先で、実家や友達にちょっとした言葉を添えてお手紙を送るのに使っていただきたい葉書きを購入しました。 連日暑いからか、気づいたら川や池や雨や、水を感じる葉書きばかり選んでしまいました・・・ 暑中見舞いのご挨拶にちょうどよい感じです。 床の間の横にある違い棚は、本来 筆や硯や巻物などの置く棚だったようなので、 葉書きとペンを置いておきます。 旅のすきま時間に是非書いていってくださいね。 そして、押入れにしまい込んでいたガラスの棚を引っ張り出して床脇においてみました。 ちょっと大きすぎるような気もしますが、そしてここに置くのはどうなのかも分かりませんが、電気ケトルやアメニテイなどまとめて置いてみます。 こちらは、菫(すみれ)のお部屋です。よかったら泊まりに来てくださいね。

2021.07.19
おすすめの京都
2021年、祇園祭
京都の7月といえば祇園祭。 去年はコロナの影響で最低限の祭事のみが粛々と執り行われたようですが、 今年は一部の鉾が建てられ、町中から祇園祭の気配が感じられます。 京都の梅雨はいつも祇園祭・前祭の宵山まで続く...... 今年も突然降るどしゃぶりの雨の中、鉾への階段の裏側をぼんやり眺めながら雨宿りしました。 さて、日暮荘も今年のちまきを玄関にかけ、無病息災を願います。 日暮荘は、エレガントで堂々とした佇まいに憧れる「函谷鉾」を推しております。 お部屋にも函谷鉾の掛け軸を飾り、祇園祭の花・檜扇(ひおうぎ)を生けます。 祇園祭・前祭宵山の7月16日のみ販売される、行者餅を頂きはじめて食べました。 このお菓子はその昔、山鉾のひとつ「役行者山」にお供えし周りの人にも配ったところ、疫病を免れることができ、無病息災の霊菓として喜ばれたのだとか。 山鉾巡行を過ぎると梅雨が明け、泣く子も黙る京都の夏が訪れます。

2021.07.10
日暮荘の日々
町家の夏のしつらえ
押入れの整理をしていたら奥の方から出てきた夏用の簾戸。 建具の寸法を合わせてもらい、錫の部屋に使うことにしました。 今年も例年通り、祇園祭宵山あたりの日まで梅雨が続き、曇り気味の日が多いのですが、梅雨が明けると一気に日差しが強まります。 そんな日差しをやわらかく遮り、部屋を木陰のようにしてくれる簾戸。 今では生産されているところも減ってきているようなので、大事に使っていきたいです。

2021.06.30
日暮荘の日々
キウイの天井と間引き
日暮荘の玄関を彩る、キウイの蔦の天井。 今年もたわわに実り、秋の収穫にむけて間引きをしました。 できるだけ大きく甘いキウイを育てるため、小さな実は今のうちに摘んでおきます。 日暮荘のキウイは、グリーンキウイとゴールドキウイの2種類があり、形状も色も味も違いがあるので、見ても食べても面白いです。 春に芽吹き花を咲かせ、初夏に実りだして、晩秋から初冬に収穫。 ゆっくりじっくり成長するので、見上げる楽しみが長くあるのがうれしい。 日暮荘に入ったらまずキウイの繁る空を見上げてみてください。 摘果したキウイはとにかく酸っぱく青い。 何かに生かせないか、今年も悩んでみます。

2021.04.13
お知らせ
昔ながらの町家のお風呂を改修しました
昔ながらのほうのシャワールームを、ほぼ全面改修しました。 浴槽も新しく、小さいながらも湯船に浸かっていただけるようになりました。 床のタイルはサーモタイルに。 今までのつるつるタイルはダイレクトに冷たさが伝わるのに対して、今回のタイルは冷たさがだいぶ軽減される感じがします。 白と明るめのテラコッタカラーのような暖かみのある色に統一されたので、 落ち着いた空間になり、気持ちの良いお風呂になったと思います。 今回の改修もいつもお世話になっている、日暮手傳舎のお二人にお願いしましたが、今回外す予定だったガラス建具を再利用し、窓に活用してくれました。 素敵な工夫をしてくれたおかげで、古いものが形を変えこれからもこの家で生かされることになり、よき古さを引き連れて新しく使いやすくしてゆくような改修ができたような気がします。 ご宿泊の際は、ぜひご利用下さい。