2018.11.26

おすすめの京都

京都の紅葉・真如堂と和中庵

遅ればせながら、晩秋の紅葉を見にいってきました。 まずは真如堂へ。日暮荘最寄りバス停「丸太町智恵光院」からバスで1本、20分で着きます。 紅葉がきれいなお寺だということはずっと聞いていたのだけど、ちょっと行けば銀閣寺、哲学の道、南禅寺、平安神宮、、と有名どころがひしめき合っているので今までなかなか来れずにいました。次はうさぎ年は大はやりの、岡崎神社行かなきゃなあ。 真如堂の正式名称は真正極楽寺だそうで、キングオブ極楽 みたいな意味だそうです。 キングオブポップ、マイケルジャクソンみたいなことですよね。 さすがキング、燃えるような赤のもみじがたくさん。 毎年見れるなら、確かに極楽かもしれません。 私、赤もみじってあんまりだったんですよね。 断然青もみじ派で、青に赤と黄色が混ざってるグラデーションのが好きだったり。 でも、赤もなかなかいいなあと思い直しました。 現在、曼荼羅が特別公開しているようですよ。 そちらも興味ある方は是非。 散ってしまわないうちに行ってみてください。 そして、真如堂から15分ほど歩いたところにある和中庵へも寄ってきました。 こちらは元々近江商人の藤井さん邸だったところを、修道院として利用され、現在はノートルダム女学院の持ち物となっているようです。 修道院にするにあたって、贅沢な部分を控えめに変えたりしたらしいですけど、まだまだにじみ出るゴージャス感。ちなみにこちらはお祈りを捧げる教会だったそう。 残念ながら、藤井さん邸だった時代にあった母屋は現在取り壊され、なくなってしまったのですが、それ以外の洋館、奥座敷、蔵、お茶室は残っており、特別公開はそのうちの洋館と奥座敷を見ることができます。 面白いのは、洋館と奥座敷が渡り廊下で繋がっていて、「右を見ると洋、左を見ると和」と雰囲気の全然違う建物が現れるところ。 和中庵は昭和3年に建てられたそうで、日暮荘も同時期の建物なんですよ。 この時代の建物の和洋折衷感はやはり魅力的。 センスの良さが窺えます。 ひとしきり歩いたのでちょっと休憩。 料理旅館・吉田山荘のカフェ真古館へ。 これまた二階の窓から紅葉が見られるんです。 ああ、一日でお腹いっぱい堪能しました。 ピークを迎えている紅葉、秋ももうすぐ終わりです。  

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2018.11.03

日暮荘の日々

町家の洋風トリプルルーム

今年の台風21号はすごかった、、 洋風トリプルルームの窓が建具ごと破損してしまいました。 ひとまず応急処置で作って頂いた枠をはめている間、新しい窓枠を作って頂いていました。 待ちに待った取り付けの日。 元々の窓に合わせて作ってもらったので違和感なく使えますが、金具がキンピカ!フレッシュで眩しい~! 窓の開閉時のストッパーもうまく調整してもらったので、今後は強風でも大丈夫だろうとひと安心、これで、台風の爪痕はすべて修復できました。 台風直後に早急な応急処置ともろもろを手配して頂いた設計士さん、大工さんに感謝です。 瓦屋さんや板金屋さんはまだ手が空かないようで、年内いっぱいは修繕も難しいのだとか。 そして先日の左京ワンダーランドで和楽庵手作り部が出していた鳥のエサ場を洋風トリプルルームのベランダにつけてみました。 最近少しずつまた鳥が庭に来ているよう。 大人気のモッコクの近くで、冬になったらみかんやリンゴを置いておきます。ひぐらし的バードウオッチングのお部屋になりますね。 だいたい鳥はお昼から夕方前の暖かい時間に来ますので、脅かさないようコーヒーでも飲みながら静かにバードウオッチングしませんか。

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2018.10.29

日暮荘の日々

日暮荘のあさごはん

今泊まってくれているデンマークからのご婦人からのリクエストに応えて、ちょっとだけ特別仕様の朝食絶賛模索中。 欧米では、朝から白ご飯を食べるというのがヘビーらしくて、私なんか余裕でペロっと食べちゃうんですが、欧米の方や可愛らしい女性には朝からフードファイトになってしまうみたい。 旅行中は、食べたいものと食べられる量がつりあわないもの。 胃袋がどれだけあっても足りないくらい、あれもこれもとなりますよね。 旅行中の貴重な3食のうちの1食に、日暮荘の朝食も入れて貰える事に感謝しつつ、せっかく果物の美味しい秋ですから果物にしましょう。 そうそう、長期旅行だと特に生野菜や果物のフレッシュな食べ物が恋しくなることありますしね。 今日の果物は、ごまをつけてヒヨコちゃんりんごにしてしまいました。 さて明日はなににしようかな。

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2018.10.09

日暮荘の日々

秋の掛け軸を床の間に

ようやっと、掛け軸を秋仕様にかえました。 ツインルームには秋桜を。 サツキの緑と秋桜のピンクがよう似合てる。 和風トリプルルームにはモダンなだるま。 お部屋の雰囲気が明るくなりました。 この掛け軸は、両親が表具を扱う親戚に作ってもらったものです。 現社長のおじさんと、次世代のいとこで考えてくれて、次世代の意見を中心につくってくれたのだとか。 今私たちが思う伝統的な○○も、ひと世代前はポップで斬新で、そのひと世代前には、、というように、芯は変わらずとも時代に合った新しい発想や仕組みが取り入れられ変化し続けたからこそ、現代にも生きて残るものになっているのでしょうね。 いつになっても芯はぶれずに柔軟な発想を受け入れられる人になりたいものです。

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2018.09.10

おすすめの京都

女将たちがいく ~嵐山編~

京都のお宿の女将たちが、京都の観光名所をプライベートでまわりお届けする企画、 今回は、嵐山篇です。 他エリアの状況はこちら↓ 女将たちがいく ~平安神宮・哲学の道編~ 女将たちがいく ~清水二寧坂・高台寺編~ 9月9日現在、 野宮神社、天龍寺、大河内山荘  ー〇通常通り拝観可能 渡月橋             ー〇利用可能(歩道は片側通行可) 竹林              ー〇通り抜け可能 モンキーパークいわたやま    ー〇営業中 トロッコ列車          ー〇通常運行 嵐山・屋形船          ー✖運航中止 大覚寺             ー✖参拝不可   日暮荘の最寄りバス停「丸太町智恵光院」から93番嵐山行きに乗りジャスト30分、泣く子も黙る観光地・嵐山へ到着です。 日曜のお昼過ぎに行ったのですが、いつも混んでいる印象の嵐山お土産ロード、とっても空いています。お店はちゃんと開いていますのでゆっくり見て回るには最適ですね。 渡月橋は、片側の歩道が通行止めとなっておりますので、もう片側をお使いくださいね。 雨が降ったりやんだりだったこの日、水量は多いめの大堰川でした。 霧がかかって幻想的な雰囲気の中、今ならちょっといい旅館もいつもより安く泊まれるかも。。 京都に住んでいても、あえて宿泊してゆっくり嵐山を見て回るのもいいな~と妄想が膨らみます。 みんなコーヒー持って歩いてる、と思ったら  アラビカコーヒー出現。 こんなところに出来ていたのか! しばらく来ない間に、嵐山のお店事情はずいぶんと変わっていて、嵐電・嵐山駅がテーマパークみたいになっていたり、テイクアウトが主流だった食べ物屋さんがカフェ化していたり。 なんせ、私の中の嵐山は20年近く前、この辺でアルバイトしてた時の記憶ですからね、そりゃ変わってますよね。 当たり前だけど、思った以上に山が近い。 別荘地なのがうなずける。 いつもは、お土産ロードを通り竹林を目指すのですが、今日は川沿いに歩き途中出てくる嵐山公園を抜けて竹林を目指す逆ルート。 ちょい散歩が好きな人、絶対こっちのがいいですよ。   途中、ずっと来てみたかった「大河内山荘」へ。 大河内傳次郎さんという映画俳優の別荘で、亡くなるまでの30年、熱心に庭園づくりに取り組まれていたとか。大河内さんお邪魔します。 回遊式借景庭園の庭は、松、桜、楓など様々な種類の木々が植えられ、 いつ来ても美しい姿を堪能できます。 楓がそこら中にあったので、秋は紅葉きれいでしょうね。 日本の伝統的手法で造られた大乗郭。 中に入ることは出来ませんが、外観からでも相当なこだわりを感じます。 雨どいが竹で出来ていたの、よかったなー。 そのほかにも、通路が長細い石のやつだったり、つるっとしてない自然の石だったり。 手すりや照明を置くのに竹がふんだんに使われていたり。 細かいところまで、だいぶセンスいいなーと思いました。 ちなみにこちらが大河内傅次郎さん。 ポスターみたら、「お、藤田まこと!」と思ったけど、写真は全然違いました。 往年のスタアって感じ。一度、丹下左膳みなくちゃ。 お庭をぐるっと廻ったら、最後に抹茶とお菓子がいただけます。 雨の滴る竹林を見ながら、大変おいしゅうございました。 さあ行こか、と思ってふと天井見上げたらこんなん。 もー、数寄ものだわあ。     たっぷり庭園を楽しんだ後は竹林へ。 台風直後は通り抜けできなかったのですが、今はもう大丈夫です。 折れた木が竹林の中にあったり、折れたり裂けたりした竹があったりと 台風の爪痕を感じましたが、よく耐えてくれました。 竹林もやっぱり人少なめ。 普段だとこうは行きませんもんね。 野宮神社~お土産ロード間よりも、奥の、大河内山荘~野宮神社間の竹林のほうがきれいでした。 えんむすびで有名な野宮神社、龍の天井画で有名な天龍寺も通常拝観できます。 さ、お土産ロードに戻ってきました。 帰る前に、いのししコロッケとビールで少し休憩。 至福の1パイ♡ せっかくなので、森嘉で豆腐と厚揚げを買って帰ります。 前は嵐電の脇くらいに小さな店構えであったと思うのですが、移転したのかな。 記憶だけで行こうとして、あれあれあれ・・となってしまいました。 グーグルマップさまさま。清涼寺の隣くらいにありました。 嵐山にはまだまだ大小たくさんのお寺があるので、なかなか一日ではまわりきれないのですが、 今日の感想は「おおむね問題なし」 秋の紅葉を前にいつもより静かに贅沢に楽しめますので、今の観光ホントおすすめです!

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