京都の7月といえば祇園祭。
去年はコロナの影響で最低限の祭事のみが粛々と執り行われたようですが、
今年は一部の鉾が建てられ、町中から祇園祭の気配が感じられます。
京都の梅雨はいつも祇園祭・前祭の宵山まで続く……
今年も突然降るどしゃぶりの雨の中、鉾への階段の裏側をぼんやり眺めながら雨宿りしました。
さて、日暮荘も今年のちまきを玄関にかけ、無病息災を願います。
日暮荘は、エレガントで堂々とした佇まいに憧れる「函谷鉾」を推しております。
お部屋にも函谷鉾の掛け軸を飾り、祇園祭の花・檜扇(ひおうぎ)を生けます。
祇園祭・前祭宵山の7月16日のみ販売される、行者餅を頂きはじめて食べました。
このお菓子はその昔、山鉾のひとつ「役行者山」にお供えし周りの人にも配ったところ、疫病を免れることができ、無病息災の霊菓として喜ばれたのだとか。