宿の中で環境問題に取り組むことを決めたはいいが、基本的に自分ひとりで実装までもっていくのに、小さい規模ながらできることは多岐にわたっていて、何をどう始めようか….と心が右往左往してきたので、自分が何に興味があるのか少し考えてみることにした。
自分の中で、「環境問題」の中に2つの柱があると感じていて
①気候変動 へのアプローチ
②生物多様性 へのアプローチ
もちろん、上記2つはつながっていて、生物多様性を守る対策のひとつに気候変動対策があり、パックリ分かれるものではないのだが、自分は②生物多様性に対してモチベーションがあがる気がしている。
生物多様性のほうが生き物という、より実態をもつ相手がいるため、感情が動くことで行動を起こしやすいと思っている。
ふと見渡すと、フロントにも共有リビングにも動物モチーフの小物や製品が多い。そういえばコロナ中、冬の庭にみかんを置いて野鳥を呼んでいたり、動物全般好きだったり、wild gardeningに常に憧れがあったり、フラグはずいぶん前から立っていた。
生物多様性に対する取り組みは、里地里山であったり、海や山などしっかりとした自然の生態系のためにおこなうことであって、地方都市の住宅地の一般住宅においてできることなんてあるのかな?と思いつつ、日暮荘の庭で何ができるか考えてみた。
町内では、いつもどこかで工事が行われていて、大きな外資系ホテルや高齢者住宅や集合住宅などがどんどん立っている。
そして道路の舗装もいつもどこかでされていて、あたり一面コンクリートに囲まれていて、自転車移動が基本の自分にとっては走りやすくタイヤの摩耗もしにくくありがたいことではあるが、植物・動物にとっては…
ならば、日暮荘の庭の土の面積を増やして、植物が落とした枯葉を微生物が分解して土の栄養になり、土の中にミミズやダンゴムシなどがいて通気性の良い土中で植物が根を深くのばせて、ミミズや植物の実や花を食べにくる鳥、花粉を運んでくれる蜂、葉っぱを食べ育っていく蝶の幼虫など…
住宅地において生の循環が生まれる庭を作れたら、と思う。
「きゃー、庭でセルフィー撮りたいー」という方向は目指さず、見せるための庭から生きた庭へ。
ふと、左京区役所の生物多様性センターに相談しに行ってみた。
ありがたいことに、庭の生物多様性について調べておられる職員の方とお話しすることができた。
・(蚊対策にも)土中環境の改善…例えば、土の中に杭をうったり、枯葉を埋めたりして水が土に浸透しやすくしてやることで、土表面に水が残りにくいので蚊の減少につながるかも、土の状態改善につながる
・都市部で見られる鳥にとって、町家の坪庭のような小さな緑は案外貴重な存在である。日暮荘の周辺だとホットスポットである京都御苑があって、その道中にちょっと立ち寄れる場所があることは重要(マラソンの給水スポットみたいなイメージ?)なので、庭の環境を考えることは生物多様性のためになるよ
・地域での横のつながりが作れそうな、実地で学べそうな取り組みのご紹介をいただいた
生物多様性への取り組みは、庭から始めようかと思ってきた。
