雑記②学びに出る(上勝町)

2026.05.29

日本でゼロウェイスト宣言を一番最初にした町、徳島県上勝町へ1泊の弾丸視察に行くことにした。


日暮荘の中でできるであろう環境負荷に配慮した取り組みのひとつに、「ごみを減らす」ことがある。


日々日暮荘では、ゲストから出てくる様々なゴミを、リサイクルにまわせるものと焼却処分になるものに分別し、回収してもらうわけだが、そもそもプラスチックってこの先どうなるんだっけ?有効利用されるためにはどの状態で出すのが最適なんだっけ?など、いつもなんとなくでやっていることをちゃんと知りたくて、上勝町ゼロ・ウェイストセンターの施設内宿泊施設「hotel Why」に泊まり、施設内の見学をさせて頂いた。

 

 

(施設のあちらこちらでツバメの子育てがされていてとてもかわいかった)


上勝町は、かつてはありとあらゆるものを「野焼き」、つまり燃やしていたらしいのだが、廃棄物処理法で違法となったため、小型焼却炉を2基導入することに。しかしうち1基で焼却時にダイオキシンが排出され使用禁止となったことを機に、燃やさず分別をする道を選んだそう。

 


現在、ごみの分別は43品目に及ぶ。

上勝町では、京都市にあるようなゴミ回収車が地域をまわることはなく、住民自らがゴミをセンターまで持参し、それぞれの分別場所に入れる。

 

 

最小単位まで分別し、売れるものは売り、リユース・リサイクルをした後に残った、わずかの行き場のないごみだけを燃やす取り組み。

 

センターのスタッフの方が常駐していて、必要であれば住民の方との会話の中で分別の方法をレクチャーしたりして、そこには対人間の配慮や気遣いがあり、かなりソフト面駆動であったことに驚いた。

 

ボトルもプラスチック容器も水洗いをして汚れを落としてしっかり乾かしてから出すことなど、私自身もいろいろと教えていただいた。

 

 

(プラマークの書かれているものは、廃棄は「メーカーの責任」という廃棄物処理法により、処理料金はメーカーにより支払済みのため、処理料金自体はずいぶんと安くなる)

 

ちなみに生ごみはセンターでは回収しておらず、各家庭でコンポストにするそう。

 

 

(ホテルの客室から出る生ごみを処理するキエーロ:黒土の中で微生物によって水と二酸化炭素に分解されて消える仕組み。出来た堆肥をどうしようか悩まなくて済む!ので、帰ってすぐ自宅のコンポストに導入。)


私はてっきり、ベルトコンベアのようなものにゴミをのせれば、左右にわかれた分別エリアにゴミが落ちてハード駆動の分別ができる、といった工場ライン的なシステムが組まれていて、あまり人が関与していないのかと思っていたのだが、

 

ゼロウェイストも一足飛びにできるわけではなく、日々の人々の努力の積み重ねにより現在のかたちが実現していることと、「これが上勝町のやりかた」であることを知った。

 

では、京都市に、日暮荘にとって最適なやりかたはどうだろうか?という次の問いが浮かびながらバスを3台乗り継ぎ京都へ帰ってきた。



つづく