京都のお宿の女将たちが、京都の観光名所をプライベートでまわりお届けする企画、
今回は、嵐山篇です。
他エリアの状況はこちら↓
女将たちがいく ~平安神宮・哲学の道編~
女将たちがいく ~清水二寧坂・高台寺編~
9月9日現在、
日暮荘の最寄りバス停「丸太町智恵光院」から93番嵐山行きに乗りジャスト30分、泣く子も黙る観光地・嵐山へ到着です。
日曜のお昼過ぎに行ったのですが、いつも混んでいる印象の嵐山お土産ロード、とっても空いています。お店はちゃんと開いていますのでゆっくり見て回るには最適ですね。
渡月橋は、片側の歩道が通行止めとなっておりますので、もう片側をお使いくださいね。
雨が降ったりやんだりだったこの日、水量は多いめの大堰川でした。
霧がかかって幻想的な雰囲気の中、今ならちょっといい旅館もいつもより安く泊まれるかも。。
京都に住んでいても、あえて宿泊してゆっくり嵐山を見て回るのもいいな~と妄想が膨らみます。
みんなコーヒー持って歩いてる、と思ったら アラビカコーヒー出現。
こんなところに出来ていたのか!
しばらく来ない間に、嵐山のお店事情はずいぶんと変わっていて、嵐電・嵐山駅がテーマパークみたいになっていたり、テイクアウトが主流だった食べ物屋さんがカフェ化していたり。
なんせ、私の中の嵐山は20年近く前、この辺でアルバイトしてた時の記憶ですからね、そりゃ変わってますよね。
当たり前だけど、思った以上に山が近い。
別荘地なのがうなずける。
いつもは、お土産ロードを通り竹林を目指すのですが、今日は川沿いに歩き途中出てくる嵐山公園を抜けて竹林を目指す逆ルート。
ちょい散歩が好きな人、絶対こっちのがいいですよ。
途中、ずっと来てみたかった「大河内山荘」へ。
大河内傳次郎さんという映画俳優の別荘で、亡くなるまでの30年、熱心に庭園づくりに取り組まれていたとか。大河内さんお邪魔します。
回遊式借景庭園の庭は、松、桜、楓など様々な種類の木々が植えられ、
いつ来ても美しい姿を堪能できます。
楓がそこら中にあったので、秋は紅葉きれいでしょうね。
日本の伝統的手法で造られた大乗郭。
中に入ることは出来ませんが、外観からでも相当なこだわりを感じます。
雨どいが竹で出来ていたの、よかったなー。
そのほかにも、通路が長細い石のやつだったり、つるっとしてない自然の石だったり。
手すりや照明を置くのに竹がふんだんに使われていたり。
細かいところまで、だいぶセンスいいなーと思いました。
ちなみにこちらが大河内傅次郎さん。
ポスターみたら、「お、藤田まこと!」と思ったけど、写真は全然違いました。
往年のスタアって感じ。一度、丹下左膳みなくちゃ。
お庭をぐるっと廻ったら、最後に抹茶とお菓子がいただけます。
雨の滴る竹林を見ながら、大変おいしゅうございました。
さあ行こか、と思ってふと天井見上げたらこんなん。
もー、数寄ものだわあ。
たっぷり庭園を楽しんだ後は竹林へ。
台風直後は通り抜けできなかったのですが、今はもう大丈夫です。
折れた木が竹林の中にあったり、折れたり裂けたりした竹があったりと
台風の爪痕を感じましたが、よく耐えてくれました。
竹林もやっぱり人少なめ。
普段だとこうは行きませんもんね。
野宮神社~お土産ロード間よりも、奥の、大河内山荘~野宮神社間の竹林のほうがきれいでした。
えんむすびで有名な野宮神社、龍の天井画で有名な天龍寺も通常拝観できます。
さ、お土産ロードに戻ってきました。
帰る前に、いのししコロッケとビールで少し休憩。
至福の1パイ♡
せっかくなので、森嘉で豆腐と厚揚げを買って帰ります。
前は嵐電の脇くらいに小さな店構えであったと思うのですが、移転したのかな。
記憶だけで行こうとして、あれあれあれ・・となってしまいました。
グーグルマップさまさま。清涼寺の隣くらいにありました。
嵐山にはまだまだ大小たくさんのお寺があるので、なかなか一日ではまわりきれないのですが、
今日の感想は「おおむね問題なし」
秋の紅葉を前にいつもより静かに贅沢に楽しめますので、今の観光ホントおすすめです!