この日しかないっ!というほど快晴に恵まれたお昼どきに、ご縁があって日暮荘のお庭で
土染め体験の教室が開かれました。
先生は、錺屋スタッフのあゆみさん。
見た目や立ち振る舞い、話し方などどこを切り取っても大和なでしこなあゆみさん。
こんな先生に日本文化を学べたら、日本が大好きになるに違いない。
個人的には、いつか小料理屋を開いて頂きたいと切に願っています。
(こんな女将さんがいたら絶対通うでしょ!)
また、くらしの土染めこもの Ayumyとして、普段使いの素敵な身の回り品をつくってはります。
書道やこけしや着物や…引き出しが多すぎて語り切れませんが、日常的に使うものにスポットを当て、
天然素材をつかって丁寧に作る。
まさに丁寧な暮らしを具現化していて、見ていてとてもすがすがしいお仕事ぶりです。
かたや生徒さん。アメリカからいらっしゃった学生さん達。
学生さんと言っても20代から60代までと年齢も、バックグラウンドも様々。
何歳になっても学ぼうとする姿勢は素晴らしいですね。
こんな機会めったにないので、ひぐらしガールズ3人も参加させてもらいました。
こみやんはカメラマンに徹してくれたので映ってませんが。
さて授業開始――
全ての工程を実践するには時間が足らないので、デモンストレーションと口頭での説明で工程を追っていきます。
あゆみさんの日本語を、デニス先生が英語に通訳する見事な連携プレー。
生徒さんも真剣にしっかりと耳を傾けてくれていました。
土染めは土を探してくるところから始まります。
あゆみさんの愛情たっぷりの土をこの日の為に用意してくれました。
自然の土ならではの温かみのある色。どれも素敵です。
デモンストレーション-まずは土を砕きます。
そしてふるいにかけ、染料として適したサラサラにしていきます。
さらに細かくするため、乳鉢に入れすりつづけます。
本当は5時間くらいかかる作業。。手間暇かかってるんですね。
それにしても、ああなんていい笑顔!
そうして出来た顔料を
下染めをし、豆汁を接着剤として顔料に混ぜることで、染まりやすくしていきます。
そうして出来た染料がこちら。
休憩をはさんで、いよいよみんなで染めていきます!
使いたい染料を選びます。ワクワクする瞬間ですね。
みんなであーやこーや言いながら、自分の一色を作っていく時間。
背筋ピシッ!
そして染める布に模様が付くようねじって結んで、染めていきます。
そうして出来た自分たちの一枚。
至る所から「キャー素敵ー!」と歓声が。
最後に、たっぷりのお日さまの光で十分に乾かします。
この日はさざんかさん、椿さんにも物干しスペースになっていただいて。
京都のとびっきりのお土産が出来ました。
素晴らしい教室をつくってくれた、あゆみさん。
私たちも参加させてくれ、楽しい時間を共有してくれた、アメリカンのみんな。
最後のお片付けまで手伝ってくれた、ひぐらしガールズ。
どうもありがとう。
そして接着剤として使う豆汁づくりの工程から、こんな副産物が。
大量のおから、スタッフみんなの胃袋に収まりましたとさ。